年上彼女と年下俺様
さっき以上に号泣してたら響に抱きしめられた。



「週刊誌に載ると思う…。」

「うん…。でもあたしは信じとけばイイんでしょ?」

「信じられる?」

「うん。もう死にそうだった…。ヤダよ響…。捨てないでね…。」

「ごめんな~…。」



落ち込んでる響はやっぱりいつもと違ってた。



ズット申し訳なさそうにしてるんだもん…。



それから2日後に出た週刊誌には響と新人歌手のデートと書かれた内容と写真。



そりゃあもうイイワイドショーのネタですよ…。



「おい、響と別れたのか?」

「別れるわけないじゃん!!安田さんのバーカ!!」



仕事して疲れて家に帰った時だった。



何コレ…。



家の前に凄い数の報道陣…。



車が進めない…。



外で何か言われてるけど無視して無理矢理車をマンションの駐車場に入れた。



何コレ…。



あたし一般人だよ…。



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