年上彼女と年下俺様
仕事が休みになっても部屋から出れない…。



そして連絡が取れない響…。



「リズチャン、響は…。」

「大丈夫だよ!!リカリカは気にしないで!!」



凄く大変そうだった…。



テレビをつけたら響とあたしの破局騒ぎ…。



あることナイ事言われ放題。



夜の歌番組でAGENTを久しぶりに見た…。



この子が美波音…。



最悪な状況での共演…。



しかも期待の新人だけあって歌が上手い…。



カワイイし…。



その歌を真剣に聞いてる響に胸が苦しくなってテレビを消した。



久しぶりに来た響からの電話に泣きそうになった。



「毎日カメラとマイクにお出迎えされてるんだけど…。」

「マジごめん…。俺も家帰れてねぇんだ…。」

「あたし何も喋ってナイんだけど…イイの?」

「ん、否定したいならしてイイよ。」



その時聞こえた響を呼ぶ女の声…。



『響さん、早く初めちゃいましょう?』



リズチャンじゃない…。



< 686 / 944 >

この作品をシェア

pagetop