年上彼女と年下俺様
【響】



家に帰ったら親父の車が駐車場に止まっててマジ焦った…。



新しく書いた曲を取りに来たらしいんだけど…。



連絡ナシで来たのは初めてだ…。



ってか俺が電話してたから繋がんなかったのか!?



キャッチつけよ…。



「響の服大きい…。」

「ん~着こなしがイマイチ。」

「部屋着じゃん!!」

「下いらん。」

「ムリ!!」



やっぱり恋しちゃった俺は里佳チャンがめちゃくちゃ可愛く見える…。



風呂上がりヤバイ…。



「響ってあたしが好きなの?」

「は!?」



好きだ…。



と、思います…。



突然何を言い出すよ!!



「好きって言ったら?」

「疑う~。」

「理由は?」

「年上だし可愛くないし…。こんなんだし…。」

「カワイイよ里佳チャンは。」

「やめてよマジで!!聞き慣れてないから言わないで!!」



拓海さんの女だったから誰も手出さなかったんだと思う。



自覚がナイのが更にカワイイ…。



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