年上彼女と年下俺様
少ない荷物を持って車に乗せた。



顔色が悪いけど大丈夫っぽい。



向かう先は俺のマンション。



昨日の生のおかげかいっぱいいるカメラ。



「響さん!!美波音さんとの交際は否定ですか?」

「まぁ…。」

「里佳さんとは相変わらずなんですね!?」

「里佳チャンには迷惑かけましたけどこの通り。」



繋いでる手。



照れ笑いの里佳チャン。



「あ、里佳チャン今日から俺と同棲しま~す。じゃあお騒がせしました~。」

「ど、同棲!?」

「はい?」

「一緒に住むん…ですか?」

「だって俺の里佳チャンだもん。それでは失礼。」



午後のワイドショーも独占しちゃった。



さてと、今から一仕事。



「住むって何…。」

「住めばイイじゃん。もう不安にさせねぇよ?」

「約束と違う…。」

「うん。破った。でもマジで里佳チャンが大事なの。わかる?」

「これじゃわかんない…。」



姫はワガママだな…。



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