年上彼女と年下俺様
バスルームに行ってコンタクトを外した。



ぼやける…。



「響?」

「引かない?」

「何が?」

「コレ。」

「えっ!?」



ほら引いた…。



だからイヤだったんだ…。



「超カッコイイ…。」

「は!?」

「なんで緑なの!?」

「遺伝…。」

「そっちのがイイよ響!!ってか隠す事ないのに~!!」



えっ?



イイの?



「響って何人!?」

「わかんね…。親父がフランスのハーフで母ちゃんの先祖にはアメリカ人がいて…。」

「すっごいカッコイイ~!!何で隠してたの!?」

「ガキん時に『気持ち悪い』って言われて…。それから隠してた…。」

「響にもあったんだね!!コンプレックス!!でも絶対そっちのがヤバイ!!」



マジで?



キモくねぇの?



なんか…。



ホッとした…。



「じゃあこのメガネはダテじゃないの?」

「あ、メガネかコンタクトなきゃ見えない。パソコンのやり過ぎで。」

「メガネかけて!!」



何か喜んでねぇか?



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