年上彼女と年下俺様
少し潤んだ目で俺を見てる…。



トイレに行こうと立ち上がった。



ギュッと握られてる服…。



「イヤだ…。」

「何が…。」

「怒ってるもん…。どこ行くの?」

「トイレ行くだけ。すぐ戻るから。」

「すぐだよ?」



やべっ…。



カワイイ…。



可愛さに負けてすぐに戻った。



里佳チャンのホッとしたような顔…。



「響…。」

「ん?」

「したい…。」

「熱あるからダメ。」

「ヤダ…。あたし死んじゃう…。」



うるうるした目とカワイイ声に悩殺…。



軽く葛藤したけど欲の勝ち。



「あっ…。」

「熱っ…。溶ける…。」

「ごめんねっ…。」



もうイイ!!



もう怒ってねぇよ!?



どうでもよくなった!!



その日の里佳チャンはいつもと大違い。



熱のせいかかなり積極的な里佳チャンに結局負けた俺…。



俺って多分一生里佳チャンには勝てねぇんだな…。



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