年上彼女と年下俺様
刻々と迫る開演時間。



会場に入ってからズット無口だったリズが急に口を開いた。



「肝の小さい男達だね。」

「「はい!?」」

「リズのAGENTに恥じかかせるような事したらあんたらぶっ殺すよ?」



ニコッと笑いながらそう言うリズはきっと本気だ…。



恥じなんてかかせねぇよ。



「よし!!窓開けて換気!!」

「じゃあ行きますか!!」



リハーサルハ真面目にやったし!!



ただファンが少しいるだけ。



「社長、最終日にはでかく打ち上げしてくださいよ?」

「だったらしっかり稼いで来い。」

「「行ってきます!!」」



初めてのライブ。



今まで聞いたことのナイ歓声と大きなステージ。



眩しいくらいのライトを浴びながら最後まで突っ走った。



「すっげぇ気持ちいい!!」

「やべぇ~!!テンション下がんねぇ!!」



初めてのライブは俺達に相応しい最高の出来。



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