年上彼女と年下俺様
それから何もナイ日々が続いた。



響は相変わらず忙しいけどAGENT×Waveの曲が初登場1位になった事で更に忙しくなったみたいだ。



「頭いてぇ…。」

「風邪?」

「わかんね…。」



疲れが溜まってる響…。



父が会いに来た時からあたしの中のモヤモヤも晴れないままだった。



そして極め付けに会議…。



「徐々に巻き返して来てんじゃん。」

「はい。このまま客足が延びれば哲平さんに代わっていただいた時くらいまで行きます。」

「で?何かする気?」

「今安田さんと季節の物でいろいろ考えてます。」

「出来次第報告忘れんなよ。」

「はい!!」



秋フェア開催する予定だから仕事もキツい…。



今回は特別賞とまではいかなかったものの怒られずに済んだ。



「里佳、飲み行こうよ。」

「パスで…。今から店戻って研究しなきゃ…。」

「最近付き合い悪い!!イイ報告したかったのに…。」

「何!?」

「むふっ。結婚する事になったの~!!」

「ウソ!?おめでとう!!」

「やっとだよやっと!!あたし人妻~!!」



留美さんの話しに少し元気をもらった。



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