年上彼女と年下俺様
そのままの足で初めて響の事務所に行った。



大きい…。



「響さん。噂の里佳チャンスか?」

「まぁね。何?お前呼び出し?」

「まさか。ちょっとした打ち合わせですよ。」

「そ。じゃあ数学の宿題ヨロシクな。」

「もちろん。」



テレビで見る歌手がいる!!



凄い…。



やっぱり響って有名人…。



「宿題って何?」

「アンリ、俺と同じクラスなんだよ。で、500円で宿題やってくれるって言うからいつも頼んでんの。」

「自分でやりなよ~。」

「めんどくせ。」



そんな会話をしながら社長室のドアをノックした。



急に緊張してきちゃった…。



「失礼しま~す。」

「おぉ。何だ?」

「あれ?社長達は?」

「昼メシ食いに行った。もう戻る頃だな。」



リズチャンのパパさんだけがいた。



仕事してたのかな…。



ってかあたしに気付いてない…。



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