年上彼女と年下俺様
その時に鳴ったインターホン。



確認しなくても誰だかわかる。



「お迎えだぞ?」

「ヤダ…。由優よりその女が好きって言われたらどうすればイイの?」

「てっ君を信じろよ…。」



里佳チャンが下の玄関を開けてる…。



由優の涙が止まらない…。



しばらくするとてっ君が部屋に入って来た。



「由優!!」

「哲…。」

「どういう事!?何なのこの置き手紙!!俺何かした!?」



てっ君は仕事帰りなのかスーツのまま。



すっげぇ焦ってる…。



「由優帰んない…。哲平と別れる…。」

「マジ意味わかんねぇ…。ちゃんと話そう?」

「哲が浮気したんじゃん!!由優の事捨てるんでしょ!?」

「浮気!?してないんですけど…。」



うん、てっ君はウソついてない。



してたら俺がキレる。



「メール見ちゃったもん…。超楽しそうにメールしてたじゃん!!」

「もしかしてアユミの事?」

「うん…。」



女の名前が出ちゃったよ…。



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