年上彼女と年下俺様
まぁ悪い事かもな?



隠してんだから。



「里佳チャンは気にしなくてイイの。はい髪あげて。」

「受け取れないよ!!だってパパさんの…。」

「俺の金を自由に使ってるだけ。」

「クラブじゃそんなに稼げないでしょ!?」

「クラブじゃねぇよ。俺の収入源は。」

「何してるの…。」



不安そうな顔すんなよなぁ~…。



口が滑る。



「今はまだ秘密。でも危ない橋を渡ったり誰かを詐欺ったりはしてない。そのうち教えるから信じといて?」

「悪い事してない?」

「してないし親の金じゃない。自分の身体で稼いでるだけ。今はそれしか言えない。」

「わかった…。」



腑に落ちない顔だけど納得したらしい。



何か秘密って身体に悪いな…。



「里佳チャン、そろそろ昼メシ食い行く?」

「何食べたい?」

「ファミレスのグラタン。」

「急に安っぽくなったね!!」

「だって俺高校生だから~。」

「ははっ!!響ってわけわかんない!!」



早く言えるなら言おうと思った…。



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