年上彼女と年下俺様
しばらく飲んでたらフロアがザワザワしだした。



パッと振り返ると響…。



滅多にフロアに降りない響が黒人さんとあたし達の方に向かって歩いて来てる…。



「里佳チャン。」

「はい!?」

「ボブ、泊めてイイ?」

「へっ!?」

「だから、ボブがまだまだ話ししたいっつーから泊めてイイかって聞いたの。」



ボブが泊まる?



ノーでしょノー!!



でも本人を目の前にしてダメとは言えずに笑顔で『OK!!』なんて言っちゃった…。



しかもボブ、間近で見るとめちゃくちゃカッコイイ…。



目が凄くキレイで男らしい身体…。



響とは全く違うタイプのボブにちょっとキュンとした。



「ボブ、俺の彼女。」



響が英語でそう言ったのは聞き取れた。



彼女か…。



結婚はヒミツだもんね。



「ハジメマシテ。」



そう日本語で挨拶されたからあたしもたどたどしい英語で挨拶した。



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