年上彼女と年下俺様
でも放置されたあたしはモヤモヤ…。



響ムカつく!!



「おい里佳。クレーム1件。」

「クレっ!?ウソ…。」

「『前とお酒の味が違う』ってさ。どうすんの。」

「そんなの哲平さんに言ってくださいよ!!哲平さんがバーテンの日に来たんでしょ!?だったら仕方ない!!」

「は!?」

「バイトの子達ばっかりなのに誰が哲平カクテルの真似出来ると思います!?そんなクレームつけられるくらいなら哲平さんくださいよ!!」



あっ…。



あたし何しちゃってるの?



皆の前でオーナーに向かって…。



怖い…。



いくらイライラしてるからって…。



会議室にひんやりした空気が流れた…。



「がはははははっ!!」

「すいません!!」

「いやいや、正論だソレ。」

「へっ!?」

「だよなぁ~、哲平が作ってたら仕方ねぇよな~…。これからバーテンは専属にして哲平に指導させるか。」



怒られなかった…の?




< 794 / 944 >

この作品をシェア

pagetop