年上彼女と年下俺様
でも…。



「口の聞き方に気をつけろ。」



ガツンとそう言われた…。



反省します御祖父様…。



結婚したあたしはオーナーの義理の孫になった。



まだちゃんと挨拶してなかったな…。



そんなオーナーから呼び出されたのは会議が終わってから。



「まず本店でバーテンの才能ありそうな奴ピックアップして。その後にそいつら集めて講習するから。」

「はい。あの、さっきは本当にすいませんでした…。」

「全くだ。哲平ですらあんなにキレねぇよ。」

「反省してます…。」

「まぁイイ。それとな、お前らの結婚のお披露目?身内だけでやるか?」

「えっ!?」

「とりあえず親戚には挨拶しとくんだろ?近々弟が帰国するみたいだし。」

「帰国するんですか!!」

「みたいだ。で?どうする?響と話し合ってみろな?」

「はい!!」



あたし、嫁に行ったんだね!!



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