年上彼女と年下俺様
バカでどうしようもないとこが拓海の魅力の一つなんだと思う。



「響んとこ行くのか?」

「行く。『里佳チャンに会いたいから来てね』だって~!!超カワイイ!!」

「変わったな里佳…。なんか…。可愛くなった。」

「は!?やめてよキモイ!!拓海があたしを褒めるなんて大災害の予感…。」

「思ってたけど言わなかっただけ。」

「はいはい、じゃあ元気出しなよ?」

「おぅ、あ、今日は俺が払う。」

「えっ!?イイよ!!自分の分くらい…。」

「クリスマスだから。コーヒー1杯プレゼント。」



拓海らしい。



その後に拓海が会計して一緒にファミレスを出た。



「じゃああたしこっち!!」

「じゃあな。あ、あのさ…。」

「ん?」

「ちゃんと整理がついたらまた告りに行くから。考えとけよ?元カレじゃなく一人の男として。じゃあな~。」



告りに?



はぁぁぁぁぁぁ!?




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