年上彼女と年下俺様
仕事が片付いたら家に帰る。



真っ暗な部屋に電気を着けて風呂に入る。



そのまま里佳チャンがいるベッドに倒れ込む。



これが忙しい時の生活。



でも今日は里佳チャンの姿が見当たらなかった…。



もう3時…。



またホストにでも行ってるんだろうか…。



取り合えず電話してみた。



「は~い!!」

「何してんだよ…。」

「今綾乃と留美さんとカラオケ!!若いっぷりして朝まで歌うよ~!!」

「あっそ…何かあったら電話しろよ。んじゃバイ…。」

「バイバイ!!」



俺を起きて待たないくせにオールでカラオケには行くらしい…。



まぁホストじゃないだけマシか…。



冷えた布団に入り一人寂しく目を閉じた。



結婚しても自由人なんだな里佳チャンって…。



でも仕事頑張ってるからたまには息抜きも必要だよな。



俺って理解ある旦那だな…。



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