年上彼女と年下俺様
ふぅ~っとため息を着いてから顔を上げた響はニコッと笑った。



その笑顔に顔が熱くなるのを久し振りに感じる…。



「もう少し待てるよな?」

「うん…。」

「落ち着いたら連絡するから。」

「うんっ…。ヤバイ好き…。」

「わかってる。」



そう言ってバイバイのキス…。



泣きそう…。



「よしっ!!早く行かねぇとババァに怒られっからな!!」

「落ち着いたら連絡…ね?」

「おぅ!!会いに来てくれてマジありがとな!!これで当分平気だ!!」



そのままさっき乗ったリムジンに向かった。



ドアを開けてくれた響は最後にまたキス…。



何か映画の世界だ…。



「親父、里佳チャンヨロシク!!」

「あ~い。頑張りなよ~。」



こうしてあたしの短すぎるアメリカ旅行は幕を閉じた。



明日からもまた頑張る…。



響も、ねっ!!



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