年上彼女と年下俺様
会いたかったよ里佳チャン…。



「ただいま。」

「おかっ…えり…。」



肩が震え出したのは泣いてる証拠。



こんなに我慢させてんだな…。



「こっち向いて?」

「響~!!」



クルッと向きを変えて抱き着いて来た。



めちゃくちゃカワイイの。



「2日しかいれねぇけど…。」

「イイの!!響がいる~!!」



ボロボロ涙を零す里佳チャンは今まで見た中で1番カワイイ…。



そんなに会いたかったわけ?



「なぁ、キスしてねぇよ?」

「うんっ!!」



久しぶりのキスはちょっとしょっぱい涙味だった。



でも泣き顔でニコニコ笑う里佳チャンが愛しくてたまんねぇの。



「一緒に風呂入ろっか。」

「朝なんだけど…。」

「髪洗って?」

「…………うん!!」



俺だって甘えたかったんだから…。



里佳チャンだけが寂しいんじゃねぇんだ。



俺だって究極に会いたかった。



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