年上彼女と年下俺様
秘密
【里佳】



辛かった単身赴任を経て、響がアメリカから正式に帰国した。



「何作ってんの?」

「オレンジ…切ってるだけ…。」

「柑橘と里佳チャンってうまそう。」

「ちょっ…。」



離れてた分一緒にいれる今が凄く甘い…。



ドラマとか映画の世界並にラブラブ…。



「ブラウスのボタン開き過ぎ。」

「普通…だよ…。」

「屈んだら見えるからもっと閉めるよ?」

「それ逆に開けてるんじゃ…。」



キッチンに立てば後ろからくっついて来るし、お風呂は時間が合えば一緒に入る。



毎晩熱~い夜…。



体力が持たないっ!!



「ちょっとあたし仕事っ…。」

「俺は休み。」



首筋に触れる響の唇に身体が熱くなる…。



朝だし仕事行かなきゃだし…。



「おじゃまぁ~!!ちょっと響起きて…る…か…。」

「何だよ親父。邪魔しやがって…。」

「ごめんごめん。もうイイ?」



今の隙に会社行こうっ!!



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