年上彼女と年下俺様
里佳チャンの言ってる事はもっともだ。



全部俺が悪い…。



「どこの誰?」

「泊まったホテルの従業員…。」

「何で!?」

「彼女が言うには俺が口説いたと…。」

「殺してやりたいよ響…。」

「うん…。」

「何したかわかってる?」

「うん…。」

「あたしに触らないでね…。もう…一緒に寝ない。大嫌い!!」



そう言ってリビングを出てった里佳チャンを追い掛ける資格は俺にはナイ…。



今、絶対泣いてんだ…。



俺って最低だな…。



何で浮気なんてしたんだよ…。



里佳チャンしか好きじゃなくて気持ちも揺れてるわけじゃなくて…。



なのになんで…。



何でだよ…。



ひたすら考えたけど答えはみつからなかった。



里佳チャンに嫌われたら生きて行けねぇ…。



「ひびち。ねんね?」

「詩…おはよ。」

「おはよー。」



ニッコリ笑う息子…。



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