<短編>大好きな元カレ
あたしは台からおりて、進矢の腕の中に飛び込んだ。
「進矢、大好き。大好き大好き大好き大好き大好きー」
「あはは。花梨大丈夫かよ?笑」
「…進矢?」
「ん?」
「今まで離れてたぶん、たくさんぎゅってして」
「いーよ」
進矢はそういってあたしを力強く抱きしめた。
「花梨」
「?」
「キスしてい?」
「…そうゆうのは聞かないもんだよ」
あたしはそういうとそっと目を閉じた。
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