愛すれば

マナの話

あれから3日。


マナとは口を聞いていない。


もちろん先生にも会っていない。




あたしは先生にふられた時よりも、先生とマナが付き合ってたって知った時の方がショックだった。

毎日思い出しては泣き、また泣いて…


こんなに涙が出るのかと言うくらい泣いた。
3日間泣きっぱなし…。


クラスの子たちは今まで仲のよかったふたりがどうしたのかと噂した。





放課後。

帰ろうとして教室を出ようとしたとき、マナがあたしの前に出てきた。




「珊瑚…話があるの…」


「あたしは話なんてないょ」


マナは振り切って行こうとしたあたしの腕をつかみ

「お願いだから…」

半泣きのマナを振り切る事ができずに、あたしはマナと誰もいない場所へ歩き出した。
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