愛すれば
「珊瑚…先生とのこと黙っててホントにごめん…」


…あたしはそれでも許したくなかった。


「それであたしにどうしてほしいの?許してほしぃの?」

マナはますます涙目になった…

「あたしが先生の事好きだって相談する度に、あたしのこと心の中で笑ってたの?」


「違う…」


「あたしが先生に告白したって聞いて…内心バカだって笑ってたんでしょ?」


だんだんあたしの声は震えてきた。


「違う!」
マナは否定をし続けた。


「マナは先生とあたしのこと笑ってたんでしょ?!」

あたしは叫んだ。


マナはあたしの投げつけた言葉に涙を流していた。




泣きたいのはこっちだょ。
なんであたしが悪者なんだょ。
< 16 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop