!! MISUNDERSTANDING !!
『恋ちゃん、今日も可愛いぃ~♪』

『恋ちゃん肌超キレイだよねぇ、白くて柔らかくてマシュマロみたい』

『恋ちゃんの髪のお花、ここに置いてあるのー?』

『ねぇ恋ちゃん、今度彼氏にコレおねだりしようと思ってるんだけどー……』


放課後のバイト、当然のようにお客の女子高生達も増える時間帯。

同校の子もいれば、もちろん他校の子もいる。

バカ校もお嬢様学校も、この異空間の中では関係ない。

田舎の商店街の小さな店で、何故かカリスマと崇められる私には、ファッションの話から彼氏の話、時には相談まで持ちかけられる。

同じ女子高生だから話しやすい部分があるらしい。
他の子も相談してるから言いやすい部分もあるらしい。
カリスマだから頼れるって部分まであるらしい。

それなりに親身になって、それなりにわかった顔して、それなりにアドバイスなんかしちゃって………。




だけど……



実は私には秘密がある。



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