!! MISUNDERSTANDING !!
私がすぐ後ろまで着たのを確認すると、爽やか清さんがニッコリ笑って言った。
『あ、そういえば名前聞いてなかったね?
俺ね、清夜ってゆーの。あ、セイでいいから。みんなそう呼ぶし。
んで、こいつは鎧。君はさっきあいつにレンちゃんって言われてたっけ?』
一気に2人分の自己紹介を済ますと、首を傾げながらそう聞く。
……ガイ?
狼男の名前に気を取られていた私は、清の言葉にただ頷いて返事をする。
ガイってどっかで聞いたような……?
『鎧の名前も珍しいけど、レンっていうのも珍しいよね?どんな字書くの?』
頷くだけじゃ答えにならない質問をされる。
「え… あ、恋です……。」
『へぇぇぇぇぇ、見た目だけじゃなく名前まで可愛らしいんだねぇ♪』
清が大袈裟に驚いて、とびっきりの笑顔を私に向ける。
その屈託のなさに「ここで女が落ちるんだな」と冷静に分析する私。
それにしても……。
思い切って気になることを聞いてみようかと、口を開きかけた時。
『……どっちだよ?』
不機嫌な狼が声を出す。
え?っと周りを見ると、いつの間にか裏道を出て、商店街近くの大通りに来ていた。
『あ、そういえば名前聞いてなかったね?
俺ね、清夜ってゆーの。あ、セイでいいから。みんなそう呼ぶし。
んで、こいつは鎧。君はさっきあいつにレンちゃんって言われてたっけ?』
一気に2人分の自己紹介を済ますと、首を傾げながらそう聞く。
……ガイ?
狼男の名前に気を取られていた私は、清の言葉にただ頷いて返事をする。
ガイってどっかで聞いたような……?
『鎧の名前も珍しいけど、レンっていうのも珍しいよね?どんな字書くの?』
頷くだけじゃ答えにならない質問をされる。
「え… あ、恋です……。」
『へぇぇぇぇぇ、見た目だけじゃなく名前まで可愛らしいんだねぇ♪』
清が大袈裟に驚いて、とびっきりの笑顔を私に向ける。
その屈託のなさに「ここで女が落ちるんだな」と冷静に分析する私。
それにしても……。
思い切って気になることを聞いてみようかと、口を開きかけた時。
『……どっちだよ?』
不機嫌な狼が声を出す。
え?っと周りを見ると、いつの間にか裏道を出て、商店街近くの大通りに来ていた。