エリート小学生エリファトム!!
―休み時間―
「うっわぁ~!!最悪ぅ~!!次、歴史じゃ~ん!!
めっちゃかったるぅ~い!!」
「めっちゃ同感ww」
季さんと東君があたしと陸君の前の席に座り、
眠そうな顔で喋っている。
「歴史の授業とは、過去の事実を研究し、
そこから新しい知識や見解を開くこと。
まさに温故知新。」
陸君はいきなり語りだした。。。
「じゃ~あ~、陸ッちは授業受けるのぉ~?」
「・・・・・・受けない。」
「ほらっ!!やっぱり!!」
え・・・受けないって・・・・・
「桜、行くぞ。」
陸君が立ち上がった。
「へ・・・・・??・・・・・・行くって・・・・??」
「サボりにだよんww」
東君がピースする。
「・・・・・・・ええ!!!!???」
季さんが私の手を引っ張り歩き出した。
「成績が№5まで入ってる人はサボりOKなんス♪」
「ガム教育なんてどーでもいいって感じww」
「義務教育だろっ。馬鹿。」
「っで・・・でも・・・・・・・・・・」
私・・・テストすら受けてないよ・・・
「あー、まぁ転入生なんだから、
1日ぐらいオマケしてくれるよぉ。」
季さんは私にウインクする。
でも・・・私は不安だった。。。