エリート小学生エリファトム!!
っち、腹立たしい。
俺の隣には誰にも立たさん。
それをよくも土足で踏み入りやがって…。
って、
それは俺か……。
「ねぇ、あの人が陸って人??」
女子たちがひそひそ話をする。
俺は廊下の壁に寄りかかり
その会話の矛先にずっと耳をすませた。
なんだ??
噂は興味がないが
自分の目の前でされるのは気に触るな。
「そうそうあの人でしょ??
季ちゃんが好きな人」
―はぁ!?
俺はつい顔をゆがめてしまう。