エリート小学生エリファトム!!
「生きて・・いる・・・意味が・・・ない・・人間だから・・・。
私みたいな・・人・・・・・・いらないから・・・・。」
「自分が嫌いか?」
私は頷いた。
「俺は自分が好きだぞ?」
えっ!?
陸君は恥ずかしそうに頭をかいて言った。
「いや・・・季や東みたいにナルシストって事じゃなくて、
・・・・誇りに思う」
「へ・・?」
「いや・・・名誉に思う??・・・」
「??」
「う~ん、簡単に言うと救世主??って、
東みたいなこと言ってるし。。。」
陸君は慌てている。
「すまない・・・。なんて言えばいいのか・・・。
言葉が見つからない。。。」
やっぱり・・・自分を好きになることなんて・・・
私には・・・・
「・・・お前は気づいてないんだよ。」
陸君はまたいつもの真剣な顔に戻った。
何を考えているのか分からない。。。
「漢字一つ一つに意味があるように、
人にだって一人一人生きる意義があるんだ。
その意義に気づく奴と気づかない奴の差は
大きいんだよ。」
意味が・・・・分からない・・・・
「きっと今のお前には理解で無いだろうけどな。」
うっ・・・
陸君はにたにたと笑った。