エリート小学生エリファトム!!
「ひゃ〜!!さっすが生徒会長!!ww」
「惚れちゃうぅ〜!」
さっきの二人がまた楽しそうに笑う。
って…私はどうすればいいんだろう??
「あっ、どうぞ。転入生さん。」
背の高い男の子がすぐに私に回してくれた。
「えっと…今日、この学校に…
転入してきた桜ですっ…。」
いっ…言えた…。
「えっ?“桜”って名字なのぉ~?」
さっきの女の子がニコニコ私に聞いた。
「あっ…はい…。」
「珍しいね!」
真ん中の席の背の小さい男の子が
またニコニコしながら言った。
珍しいのかな?
「じゃあ、桜!お前の席は俺の隣。
ですよね、先生?」
「あっ…ああ。」
先生は背の高い男の子に怯んだまま。
すると、背の高い男の子は私を見てニコッと笑った。
さっきまで見せなかった笑顔。
「じゃっ、桜。ようこそエリート小へ。
俺たちは大歓迎です。」
「そうそう!よろ祝福〜!」
「よろしくねぇ♪」
3人は私に拍手をする。
そして、つられて皆も拍手。
なんか凄いところに来ちゃたなぁ…。