エリート小学生エリファトム!!
「・・・・両親は・・・・・
・・交通事故で・・・・
死にました・・・・・」
よみがえる辛い記憶。
その事を思い出すだけで胸がヅキヅキする。
「・・・・・・。
それが、どうして自分が殺したと?」
東君は冷静だった。
「・・・・一言でいいって・・・・」
「あー、そだね。ごめんww
つか、お前セコイなww」
やっぱり東君の声はいつもより落ち着いている。
東君って・・・本当はこういう人なのかな??
電車の音はいつもより静かに聴こえた。
下りは上りよりとっても空いていた。
「でもさぁ~、
本当に自分のせいか分かんないんだろっ?」
うん・・・・でもっ
「じゃあ、違うかもしんねぇーじゃんっ。」
確かにそうだけど・・・
「それにさ・・・自分の子を嫌う親がいると思う?」
私は小さくうなずいた。
東君はため息。
「だったら、親失格。
自分の親が失格だと思うか?」
私は首を振る。
優しかった両親。
あの両親じゃなきゃ私は居ないから・・・。