エリート小学生エリファトム!!
東君は私を見た。
「お前が親の事そう思うなら、
お前の両親だって、
お前のこと嫌いじゃねぇよ。」
・・・・・・。
そう思っていいのかな。
「それに、お前も親のこと、
大切に思ってるしね。」
その言葉・・・
信じていいのかな??
「OK!良い事考えた!!
両親の墓に着いたら謝ればいいじゃん!!」
東君はいつもの明るい声に戻った。
「でっ・・・・・・でも・・・・・」
「自分の気持ちが両親には伝わらないと思う?」
・・・・・・。
「もし、呪われたとしたら、
俺がお前を守るから。
まぁ、お前の親はそんな事
しなそーだけどな♪」
私は東君の笑顔で心が落ち着いた。
東君が傍にいてくれるなら・・・
私は・・・大丈夫。
≪つぎはぁ~くまがやぁ~
くまがやぁ~≫
「おっ!着いた!!行こう!!」
いつの間にか繋いでいた手。
その手を離れないようギュッと握った。―