エリート小学生エリファトム!!
「言いたくなかったのかなぁ…」
「さぁ…。分かんないけど…。
お前らって関わりあったの?」
「うん。俺がいとこの家に遊びに行った時は
必ず桜とも遊んでいたから。
幼なじみとも言えるんじゃないかな?」
「ふーん」
少しずつ暴かれる桜の過去。
やっぱり桜は普通の人間だ。
それから雨宮は桜の事を教えてくれた。
「ずっと前の事だったからね、桜は忘れてると思う。
桜の両親は共働きで俺のいとこが引き取ったりしていたから
桜の話はよくいとこから聞いていた。
“大人しくてめったに笑わない子”って。
桜はきっとそんな子じゃないって俺は知っていたけど
桜は自分の事を相手に主張しないからね。」
だけど…さっき…
桜は俺に話してくれた…。