エリート小学生エリファトム!!
「お前は黙ってろ」
と雨宮くんは冷静に彼の手を離したので
東くんは素直にそれに従った。
そして、雨宮くんは私を見て、訴えるように言った。
「…俺、遠くても会いに行く。
好きな人に会いたい…
好きな人の顔が一目でも見たいから…
だからっ…」
「……ごめん…なさい」
私はゆっくり頭を下げると沈黙が続いた。
やがて、雨宮くんが“そっか”と言い
顔を上げると笑っていた。
それは爽快の笑顔だった。