エリート小学生エリファトム!!


「好きな人いるなら諦めるしかねーな」


雨宮くんは苦笑する。



「それと…」


今まで言いたかったこと。



私は雨宮くんをチラリと見て


それから照れくさくなってうつむいたまま言った。



「小さいとき…遊んでくれて…


ありがとうね…」



「覚えててくれたんだ…」


こくりとうなずくと


“やっぱ諦められねー!”と雨宮くんが叫んだ。



「まっ、諦めろや」


「お前もだろ」


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