魔王様!まさかアイツは吸血鬼?【恋人は魔王様‐X'mas Ver.‐】
下ネタ場を弁えずの悪魔と一緒に、閉じられていたオフィスのドアを開ける。
落ち着いた群青色のカーペット。デスクの並び方も瀟洒だ。
しかし、どことなく閑散としていて、そこは。
元金持ちが所有していた廃墟をイメージさせるような薄ら寒さが漂っていた。
「誰だっ」
デスクの上で悪戯に興じていた若者が、驚いて振り向く。
その上には、ほとんど裸にされた女性が一人、縄に縛られて悶えていた。
私は思わず顔を覆う。
間違えなく綾香だが、どうしても、細部までみることは躊躇われた。
両手に手錠をかけられて、それがデスクの端につなげてある。
一人の男が綾香の口にそそり立った自分のモノを押し付けていた。
もう一人の男は綾香の両足をそれぞれロープで括り付け、強引に足を割ってそのスカートを捲りあげようとしていたところだ。
……多分。
二人とも私たちが入った瞬間に固まって動きを止めてしまったので、実際のところはどうだったのか分からないけれど。
綾香がデスクの上で悲鳴を上げて泣いているのは紛れもない事実。
落ち着いた群青色のカーペット。デスクの並び方も瀟洒だ。
しかし、どことなく閑散としていて、そこは。
元金持ちが所有していた廃墟をイメージさせるような薄ら寒さが漂っていた。
「誰だっ」
デスクの上で悪戯に興じていた若者が、驚いて振り向く。
その上には、ほとんど裸にされた女性が一人、縄に縛られて悶えていた。
私は思わず顔を覆う。
間違えなく綾香だが、どうしても、細部までみることは躊躇われた。
両手に手錠をかけられて、それがデスクの端につなげてある。
一人の男が綾香の口にそそり立った自分のモノを押し付けていた。
もう一人の男は綾香の両足をそれぞれロープで括り付け、強引に足を割ってそのスカートを捲りあげようとしていたところだ。
……多分。
二人とも私たちが入った瞬間に固まって動きを止めてしまったので、実際のところはどうだったのか分からないけれど。
綾香がデスクの上で悲鳴を上げて泣いているのは紛れもない事実。