魔王様!まさかアイツは吸血鬼?【恋人は魔王様‐X'mas Ver.‐】
「今日、ホストクラブで綾香と待ち合わせしてるの。
ジャックも一緒に行こう?」
「そうなんだ、じゃあそうする」
ジャックはするりと頷いてくれた。
良かったー。
冬の夜道を一人で歩くのって、やっぱり不安だもの。
コーヒーカップを片付けて、軽い夕食を食べる。
ん?
なんでだろう。
レンジで解凍したパンプキンスープを飲んでいると、私の脳裏に一瞬、この世のものとは思えないほど綺麗な顔をした誰かが拗ねている表情が浮かんでは消えていった。
……これって、誰だったっけ?
芸能人かもしれない。
そう思いたいくらい、整った顔立ちだった。
なんていうか、別にファンでもないのに気になって見ちゃう、くらいの。こう。
存在感のある素敵なルックス。
……でも、それ以上はやっぱり追えない。
その後に広がるのは目も眩むような、白い世界なのだから。
食事を終えた私とジャックはまるで、仲の良い友達のように二人で並んで夜の道を、ホストクラブに向かって歩いて行った。
ジャックも一緒に行こう?」
「そうなんだ、じゃあそうする」
ジャックはするりと頷いてくれた。
良かったー。
冬の夜道を一人で歩くのって、やっぱり不安だもの。
コーヒーカップを片付けて、軽い夕食を食べる。
ん?
なんでだろう。
レンジで解凍したパンプキンスープを飲んでいると、私の脳裏に一瞬、この世のものとは思えないほど綺麗な顔をした誰かが拗ねている表情が浮かんでは消えていった。
……これって、誰だったっけ?
芸能人かもしれない。
そう思いたいくらい、整った顔立ちだった。
なんていうか、別にファンでもないのに気になって見ちゃう、くらいの。こう。
存在感のある素敵なルックス。
……でも、それ以上はやっぱり追えない。
その後に広がるのは目も眩むような、白い世界なのだから。
食事を終えた私とジャックはまるで、仲の良い友達のように二人で並んで夜の道を、ホストクラブに向かって歩いて行った。