魔王様!まさかアイツは吸血鬼?【恋人は魔王様‐X'mas Ver.‐】
「えーっと。
分かりました。着替えるからとりあえずここから出て行って!」
私はキョウを追い出して、仕方なく下着から全てお好みのものに変えてあげた。
この際、なんでガーターついてんの、このストッキング……とか。
っていうか、Tバックなんて結局寒いんじゃないかしら?
なんていう面倒なことを考えるのも辞めた。
そこはちゃんと、さらに上に毛糸のパンツまで用意してくれてたり、するわけだし。
それにしても、あの人は一体いつどこでこんな女性ものの服を買い揃えてくるのかしら……。
それこそ、宝石店の店員さん以上に目をつけられてないかしら……。
余計な妄想が頭の中を駆け巡っていく。
「ユリア、早く☆
早くしないと、イヴが始まっちゃうじゃない」
ドアの外から聞こえる声に、私は耳を疑った。
今、終わるんじゃなくて、始まるって言った……?
ドアの外に出ると、いつもより若干華やかな雰囲気の、それでも黒のスーツの上に黒いコートを羽織っているキョウが居た。
私はそっと編み終わったばかりのマフラーを掴む。
ちなみに、私の服はタータンチェックのスカートに、茶色いざっくりしたセーター。その下にフリルのついたベージュの長袖Tシャツが覗く。
茶色をベースにした少し派手目のカラーストッキングに、白のAラインのコート。
ブーツはフリンジ付きの可愛いのを選んでみた。
玄関でそれを履くと、同じくエナメルの靴を履いたキョウが私の腕を掴む。
「It's show time!」
気取った口調でそういうと、パチリ、と。
指を鳴らした。
分かりました。着替えるからとりあえずここから出て行って!」
私はキョウを追い出して、仕方なく下着から全てお好みのものに変えてあげた。
この際、なんでガーターついてんの、このストッキング……とか。
っていうか、Tバックなんて結局寒いんじゃないかしら?
なんていう面倒なことを考えるのも辞めた。
そこはちゃんと、さらに上に毛糸のパンツまで用意してくれてたり、するわけだし。
それにしても、あの人は一体いつどこでこんな女性ものの服を買い揃えてくるのかしら……。
それこそ、宝石店の店員さん以上に目をつけられてないかしら……。
余計な妄想が頭の中を駆け巡っていく。
「ユリア、早く☆
早くしないと、イヴが始まっちゃうじゃない」
ドアの外から聞こえる声に、私は耳を疑った。
今、終わるんじゃなくて、始まるって言った……?
ドアの外に出ると、いつもより若干華やかな雰囲気の、それでも黒のスーツの上に黒いコートを羽織っているキョウが居た。
私はそっと編み終わったばかりのマフラーを掴む。
ちなみに、私の服はタータンチェックのスカートに、茶色いざっくりしたセーター。その下にフリルのついたベージュの長袖Tシャツが覗く。
茶色をベースにした少し派手目のカラーストッキングに、白のAラインのコート。
ブーツはフリンジ付きの可愛いのを選んでみた。
玄関でそれを履くと、同じくエナメルの靴を履いたキョウが私の腕を掴む。
「It's show time!」
気取った口調でそういうと、パチリ、と。
指を鳴らした。