魔王様!まさかアイツは吸血鬼?【恋人は魔王様‐X'mas Ver.‐】
きらり、と。
キョウの瞳がよからぬことを企んでいる色を帯びる。
「じゃあやっぱり、ご主人様に隷属して好きなように弄ばれたいんだ」
……えーっと。
ツッコミどころ満載ですね。
まず、そのじゃあやっぱりって言うのはなんの枕詞でしょうか?
「そんなわけないでしょー!」
「おや?
だって、人間って言うのは必ずエスかエムのどちらかに分類されるって雑誌に書いてあったんだけど」
「とりあえず、その雑誌、燃やしたほうがいいわ」
目を見てきっぱり断言する。
おやおや、と。
キョウは見慣れた笑顔を浮かべた。
「燃やすなんて、単語。
穏やかじゃないねぇ、ユリア」
「どっちかっていうと、キョウの発言の方が穏やかじゃないわよっ」
いい加減に戯言なんていわないで、魔界に行けばいいのに。
「行かないよ、魔界になんて」
私の心を読んだのか。
冷たい声で、キョウが断言した。
「……な、んで?」
キョウの瞳がよからぬことを企んでいる色を帯びる。
「じゃあやっぱり、ご主人様に隷属して好きなように弄ばれたいんだ」
……えーっと。
ツッコミどころ満載ですね。
まず、そのじゃあやっぱりって言うのはなんの枕詞でしょうか?
「そんなわけないでしょー!」
「おや?
だって、人間って言うのは必ずエスかエムのどちらかに分類されるって雑誌に書いてあったんだけど」
「とりあえず、その雑誌、燃やしたほうがいいわ」
目を見てきっぱり断言する。
おやおや、と。
キョウは見慣れた笑顔を浮かべた。
「燃やすなんて、単語。
穏やかじゃないねぇ、ユリア」
「どっちかっていうと、キョウの発言の方が穏やかじゃないわよっ」
いい加減に戯言なんていわないで、魔界に行けばいいのに。
「行かないよ、魔界になんて」
私の心を読んだのか。
冷たい声で、キョウが断言した。
「……な、んで?」