セカンドの気持ち
キッカケ
あたしがあなたと出会ったのは夏の終わりだったね。
一人暮らしのあたしは仕事の帰り道にコンビニで買い物してた。
あなたと出会った日も、仕事が忙しくて帰りにコンビニ弁当買って帰ってた。
「すいません。ちょっといいですか?」
「えっ?!」
あたしはびっくりして、声が裏返ってたかも。
「あの…、これから時間ありませんか?さっきコンビニで見かけて、可愛い人だなって思ってて。よかったら、少し話しませんか?」
あなたは照れながらそう言ったね。
あたしは
―えっ?ナンパ?―
って思って黙って通りすぎる予定だったのに…、あなたの笑顔があたし好みで…思わず足を止めたんだ。