もう一度君に恋をする


「私、雄大の家に行きたいな。」


翌日、雄大と会うなり私は雄大の家に行きたいとねだった。


そして、今は雄大の部屋に居る。


「てか、何で俺の家?」

「だって、来たかったんだもん。」

「何にも楽しくないよ。」

「いいの。
雄大と一緒に居るだけで楽しいから。」


雄大の部屋は綺麗に片付いてあって、シンプルな色使いでまとめてあった。


「私ね、今日は雄大に聞きたい事があるんだ。」

「何?」

「雄大は本当に私の事好き?」

「うん、好きだよ。」

「じゃあ、何で彼女と別れられないの?」

「それは…向こうがヤダって。」
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