もう一度君に恋をする


「公園来るの久しぶりだよ。」

「なんかいいだろ?」

「うん。」


私達は息抜きをしに雄大の家の近くにある少し大きな公園に来た。


昼間はすごく暑いけど、夕方になると風が吹いて昼間の暑さは感じない。


ゆっくりと公園の中を歩きながら噴水の周りにあるベンチへと腰を下ろした。


「海とか行きたいけど、今年は勉強漬けの毎日だね。」

「そうだな。」

「ねぇ、明後日ある花火大会行かない?」

「えっ?」


私が花火大会に行こうと誘うと雄大は少し動揺していた。


「もう誰かと約束しちゃった?」

「いや、してないけど…。」

「行きたくないならいいんだ。」
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