もう一度君に恋をする


「私が彼女だって知ってるよね?」

「知ってる。」

「じゃあ何で雄大に近付くの?」

「………」


彼女の迫力がすごくて何も言えなかった。


「雄大が私に別れてって言ってるのは、あんたのせいだよね?」

「………」

「何か言ったらどうなの?」

「………」

「私と雄大は2年付き合ってきたの。
それなのに、いきなり出てきたあんたに横取りされたくなんかない!」

「…ごめんなさい。
でも、私も雄大が好きなの!」


私も必死だった。


私が言える立場じゃないのかもしれないけど、私だって彼女に負けないぐらい雄大が好き。
< 135 / 201 >

この作品をシェア

pagetop