もう一度君に恋をする


「そうだったの。
ご迷惑おかけしました。」

「いえ、私は何も。」


彼女のお母さんは彼女ととても似ていて、私はその目を見る事が出来なかった。


程なくして、彼女は点滴を付けて車椅子に乗って処置室から出てきた。


「麻衣!大丈夫?」


お母さんは慌てて立ち上がり彼女に駆け寄る。


「お母さんですか?
今日1日念の為入院していただきます。
とりあえず病室の方に案内しますね。」


看護師さんが彼女のお母さんに話してる横で、私は雄大に隠れるようにして彼女を一瞬見た。
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