もう一度君に恋をする
・強がりな私
1人トボトボと家路に着き、部屋に入ると私はベッドに倒れ込む。
衝撃的な事が起こって心がついていけない。
まず彼女が私を呼び出した事にも驚いたけれど、目の前で倒れた事ももっとビックリだった。
それほど彼女は必死だったのかな?
夕飯もあまり進まずお風呂から上がって部屋に戻ったところで、ケータイが鳴り響いた。
着信音で誰からか解り、短く深呼吸をして通話ボタンを押す。
「もしもし?」
『今、大丈夫か?』
「うん。」
電話は雄大から。
『今日は迷惑かけて悪かったな。』
「ううん。」