もう一度君に恋をする


テーブルに置いてある、アイスココアのグラスの中を掻き回す。


「彼女の病気の事なんだけど…」

「うん。」

「精神的なものなんだ。」

「心の病気…?」

「あいつは俺に依存していて、別れ話をし始めた時から度々倒れたりしてた。」

「えっ?」


ショックだった。


私のせいで彼女をそんなに苦しめていたなんて。


という事は、それを知っていた雄大の事も私はずっと苦しめていたんだ。


何で今まで気付かなかったんだろう。


だいぶ前から別れ話をしてるのに、雄大と彼女は全然別れなくて。
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