もう一度君に恋をする

そして、新学期。


「チロ、おはよう。」

「おはよう。」


教室に入ると真実が居た。


夏休みは結局１度も遊ぶ事はなかった。


「ちょっとチロ、大丈夫？
なんかやつれてない？」


私を見るなり、真実は驚いた顔をしている。


「そう？変わらないよ。」

「勉強のしすぎ？」

「かもね。」


ハハハと笑ってみるけど、うまく笑えない。


真実が驚いているって事は、私の見た目は相当ヤバイのかなって思ってしまう。


「おはよ〜。
ってチロ！どうしたの？」


しばらくして顔を出しにきたさーちゃんまでもが驚き顔。


「私、なんかヘン？」