もう一度君に恋をする
高校を卒業してからも私とさーちゃんはよく連絡を取っていて、さーちゃんは私の過去の恋愛も知っている。
「さーちゃんは?
あの気になるって言ってた人とはどうなったの?」
「仲良しだよ。
まだ付き合ってないけどね。」
さーちゃんが嬉しそうに笑っていると、私も嬉しい。
いつもさーちゃんは私の応援をしてくれていたから、今度は私が応援するよ。
さーちゃんとたっぷり話をして別れた後、私は圭司の家へと向かった。
「こんな時間にどうしたの?」
夜遅く、迷惑も考えずに行った私に、圭司はビックリしながらも温かい紅茶をいれてくれた。