もう一度君に恋をする
まさかこんな場所で会うなんて予想もつかなかった。
「何、お2人さんは知り合いなの?」
雄大の隣に座っていた、見た目はチャラそうな人が私達を交互に見てくる。
「うん、まあな。」
私を見たまま雄大はそう答えた。
何となく私と雄大の間に気まずい空気が流れる。
一応、合コンが始まったけれど、私は他の男の子と話す余裕なんかなくチラチラと雄大を見る。
「ちょっと抜けない?」
二次会のカラオケへと向かう途中、雄大が私の腕を掴んで引き止める。
「うん、いいよ。」
私の言葉を聞くなり、雄大は前を歩いていたみんなに一言。