もう一度君に恋をする


「悪いけど、俺達先帰るわ。」


それを聞いて、みんなは意味ありげに笑ってバイバイと言っていた。


そのまま私と雄大はみんなと逆方向に歩きだす。


24時間営業のファミレスに入り、飲み物だけを注文した。


「さっきあんまり話せなかったけど、元気そうで良かった。」

「うん、雄大も元気そうだね。」

「うん。」


久しぶりに会話をするせいか、ぎこちない私達。


「前にぶつかったじゃん?
大丈夫だった?」

「大丈夫だったよ。」

「そっか。」


ドキドキと胸の高鳴りがやまない。
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