もう一度君に恋をする


驚きで目を見開いて雄大を見るけれど、当の本人は至って真面目顔。


「千尋に言われたように彼女としっかり向き合ったんだ。
最初はまた前みたいに戻って結構仲良くやっていたんだけど、俺が大学に入ってから彼女の発作がまた出始めてさ。
一度失った信用はなかなか取り戻せなくて、俺がまた他の人を好きになるんじゃないかって心配だったんだって。」

「うん。」

「で、色々話し合って別れようって事になったんだ。
お互いに限界を感じてたから。」

「そうなんだ…。」


そこまで深く彼女を傷付けたのは私。


罪悪感で胸がいっぱいになる。
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